植物を介したアート・コミュニケーション
Art Communication through Plants
地域の植生をリサーチし読み解き、アートに見立て巡る植巡り(しょくめぐり)のプロジェクトや、植物に内在する初源的な力を抽出した作品制作、 社会地域活動、ワークショップなどを様々な地域で行っている。近年は、植物(花・葉 ・実)を手で直接紙や壁に擦り付けて描く「緑画(りょくが・村山が考えた造語)」手法を考案し、唯一無二の絵画で表現している。
Researches and studies local vegetation, holds “plant tour” projects that redefine plants as part of art, creates artworks that focus on the
primordial source of energy within plants, holds public/local activities and workshops, and is involved in various projects across Japan. In
recent years, he has taken plant material (flowers/leaves/fruits) into his bare hands and directly smudged it onto paper and walls, known
as the method of “plant painting” (a term invented by the artist), in order to create expressions that go beyond painting.
植物と作品
様々な植物を用いた作品を制作。地域の植物で絵を描く「緑画」。茅の輪からインスパイアし、様々な現地の草葉でつくる「草の和、環」。枯れた木や木っ端でつくる「草木塔」。空き地に「地上絵」としての道をつくることや、森にロープを張り目を閉じて歩く「森の音」。様々なフィールドの中で、出来ること感じることから表現が生まれる。既存のキャンバスや椅子に座って描くことではない、芸術としてのつくる行為を超えたもの。 植物、自然物を用いていることは生きている命と対峙し、それを食すの同じように感謝することからはじまる。そして自然に逆らわないと言うこと。
植物と地域活動
地域にある植物を介した持続可能なプロジェクトの創出。地域に元来ある植生を読み解き、特出する植物=芸術を発見する。発見したものを紹介共有するプロジェクトとして、「植巡り」は様々な地域で実施している。その他には、路地園芸術祭、エゾタンポポプロジェクト、しあわの黄色い鉢プロジェクト、東日本大震災復興に関わる活動のgreen line projectなども、地域の植生から芸術、文化や環境的な学びを得ることが出来るプロジェクトとして展開中。
植物と教育
植物を主として自然物を用いた体感型の学びをつくる。自然体験と、芸術体験を合わせ持つ学びを、様々な地域の施設や教育機関などで提供している。特に、幼少期の感性を豊かにする芸術×自然からの学びの必要性は、これからの未来をかたちつくる子ども達にとっては必須である。ワークショップや特別授業などは、保育所から高校まですべてのカテゴリーで行い、現在も継続して展開中。